宇都宮市のトレーニング施設の低圧室から搬送され、意識不明の重体となっていた競輪選手、渡辺藤男さん(57)が28日に死亡したと、栃木県警が29日に発表した。死因は調査中としている。
渡辺さんは12日午前11時ごろ、体調不良を訴えて搬送されていた。
県警によると、当時、低圧室でトレーニングをしていたとみられる。「急病です」と119番し、施設の場所を伝えた後に電話が途切れた。気圧の調整のため内部にいたとみられる施設関係者の女性(53)も治療を受けた。
57期の渡辺さんは、86年5月に岸和田でデビュー。96年1月にS級初優勝を飾り、日本選手権やオールスター、寛仁親王牌、競輪祭のビッグ出場も果たした。通算成績は3179戦258勝、優勝10度。
武器はゴール前の伸びで、大ベテランとなってもひたむきな走りを披露。時に穴党ファンを喜ばせた。最後のレースになった今月上旬の地元宇都宮のミッドナイト開催でも、着外続きに悔しがる姿を見せていたという。
◆同県の後輩・金子幸央 えっ 本当ですか? 知りませんでした。バンクで会えばもちろん一緒に練習しました。普段からとてもいい人で、本当に残念です。





















