某日、同僚から「小宮涼雅(26)が岡山支部から広島支部へ移籍したみたいだぞ」という連絡があった。
小宮といえば、父に元ボートレーサーの淳史さん(50)をもち、岡山支部から22年5月児島一般戦でデビューをした選手。広島支部の西野翔太(42)に師事している。簡単なプロフィルだが、これを読んでぴんとくるあなたは“玄人”。岡山支部から広島支部へ移籍した理由はもうお分かりだろう。
改めて小宮本人に移籍した経緯を聞くと「(移籍するかは)西野さんとずっと話にはなっていました。ただ(師事したての頃は)岡山支部で新兵でしたし、後輩もデビューしていなかったので」とデビューした岡山支部への敬意もあり、簡単にはいかなかったようだ。また、広島支部勢も岡山支部勢に対しての礼儀もあって「西野さんや広島支部のグループの方々も、岡山支部の皆さんの前で指導するのは気を使ってしまう、とのことでした」。月日はたちデビューから約3年。岡山支部にもぞくぞくと後輩が誕生し、自身も新兵というほどの位置づけではなくなった。そして、広島支部の諸先輩方への配慮もあって移籍を決意。今では「気兼ねなく指導することができる」。
岡山支部勢も小宮への移籍については「移籍の際はお世話になった方々に電話をしました。(すると)支部が変わっても何も変わらないよ、と優しく送り出してくれました」と快く見送ってくれたという。
広島県での新生活は来年2月からスタートするそう。「西野さんについていけますし、生活も仕事もやりやすくなります」。2つの支部に愛された小宮が、腰を据えて師匠と切磋琢磨(せっさたくま)する。【前原一樹】






















