かつてS級1班だったオールラウンダーが新境地に達した。97年4月のデビューからS級、A級で自在戦を展開した小松剛之(50=宮城)が、初のチャレンジ戦に臨んだ。前期はA級1班だったこともあり、競走得点トップで迎えた予選2Rは、逃げた127期のルーキー畑崎大輝を完璧マークしたが差せずの2着惜敗。「若手が強いっ! 全力で抜こうとしたが」と表情を曇らせた。

チャレンジ降格は24年後期の失格が響いた結果。A級1、2班戦とチャレンジ戦の違いを早くも体感した。

「ずっと動いていた。それと、デビューしたてのルーキーを目標にしたのは今日が初めて。今後も臨機応変に構えていかないと」

これまでは自在戦か、誰かを目標にするなら同県宮城の選手だけと限定していた。ただ、予選で青森の新人を目標にしたように、考えに変化がある。「自力が落ちていると分かっている。脚力が落ちている。これからは北日本はもちろん、すんなり回れる位置なら、そこを回ることも。柔軟に考えたい」。迎える準決4Rは、東京ルーキーの秋山太洋を目標にする。両者に人気が集まりそうな一戦へ「人気に応えられるように。今まで通りに頑張るだけ」と、実直な人柄がうかがえるように口を真一文字に結んだ。