川口兄弟(公太朗、聖二)が2日目そろって1着を取り、インタビューエリアに現れた。聖二は2予なので平常通り。公太朗は選抜戦でも地元限定枠で登場した。しかし、同着なので、上杉嘉槻と一緒だ。
肩の力が入った公太朗はコメント全てが空回り。対して上杉のノリが良く、場内は大いに盛り上がった。公太朗は3日目からが地元記念だと心に誓っただろう。
2日目に取り上げた聖二は、準決11Rで栗山和樹-志田龍星の3番手を回る好番組となった。
番手の志田は連日動きが軽快で、富山G3の落車の影響を感じない。どれだけ強くてもレース後はネガティブなことしか言わないので、今回は趣旨を変えて「絶好調やな」とかぶせるように声をかけた。すると、とっさに「そうですね…」と答えた。その時「言ってしまった…」の顔を私は見逃さなかった。
彼は富山の落車があって、岐阜の初日まで違和感が取れなかったらしい。そして、初日のレース後、聖二が自転車にまたがると「なんかゆがんでね?」となって、検車員に調べてもらうと、前ホークのズレが発覚した。聖二いわく「ありえないほど曲がってました」ようで、それに気付かず、1予を逃げ粘った志田の天性の素質に驚いた。
修正した2予は初日よりさらに強い逃げを披露した。
私は現役時代、師匠からいつも言われていたのは「本命で勝てる選手になれ」だった。3月の大垣協賛G3は人気を背負って優勝したように、底力は上がっている。この開催を盛り上げる上で、地元勢の活躍は必須だ。(日刊スポーツ評論家)























