優勝戦は北川幸典(55=広島)が、3コースからまくり差しを決めて今年初V。なかなか勝ち切れなかった尼崎をようやく制して、悲願の全24場制覇を達成した。今年4月に江戸川で達成した赤岩善生以来、通算22人目。

 表彰式では「苦節36年4カ月、長かったです。これを目標にしてきて、できないと思ったのでうれしいです。ついついまくる昭和のレースが出てしまうけど、21世紀のターンができました。また、A1級に戻って記念で走りたいですね。60歳までは頑張ってみようと思います」。最大の目標は達成されたが、野望は尽きない北川から目が離せない。