鈴木圭一郎(25=浜松)が技能賞を受賞した。

昨年はSG全日本選抜4連覇を果たし年間71勝も1位。それでも事故が多く、年間を通して苦しみ抜いた年でもあった。「昨年はあまりいい成績ではなかったですね」。控えめな言葉で昨年を総括した。

全国ランク1位を6期続けたが、次期(4月から適用)は青山周平がNO・1。4月から鈴木は全国ランク2位という位置から戦う。

「今までランクが下がったことはなかったですからね、選手になって。初めてですからね。ランクが下がるのは。NO・1は続けば続くだけ重みはありますよね」

トップで戦い続ける重圧からは解放されるが「まだNO・1勝負服が着られる(3月までの)間はNO・1らしく、きれいないいレースを心がけていく。NO・1ではなくなったとしてもやることは基本、一緒ですけど。またNO・1にならなきゃいけないと。(次の期の)採点はもう今年から始まってるんで、またNO・1を目指してというのは、ありますね。幸い、今年に入って、車の状態は去年に比べたら全然、いいですよ。最低を(今の)このレベルにしたいですよね」。

初のランクダウンを経験しても、常に前向きで戦い続ける。「課題は今だにたくさんある。今は駄目なところがたくさん見つかったので。4月からNO・1ではなくなるけど、気持ちはすごく楽になったので自分らしい走りはできると思います」。いい意味でリラックスした気持ちで臨む2020年。今年はまた圭一郎イヤーになる可能性も十分だ。