競輪界のトップレーサーでナショナルチームの深谷知広(30=愛知)が12日、自身のツイッターを更新し、21年から静岡支部に移籍することを発表した。

「ご報告」のタイトルでブログを掲載。「自分自身の生活や考え方の変化もあり、この度、2020年いっぱいを持ちまして日本競輪選手会愛知支部の選手としての生活に終止符を打ち、日本競輪選手会静岡支部の選手として今後の競輪人生を過ごす決断をしました」と書きつづった。G1タイトル2勝で24年パリ五輪を目指すスターの移籍で、来年は競輪界の勢力図が大きく変わってきそうだ。

丸山啓一静岡支部長 来年の静岡GP出場の可能性がある選手の移籍は大歓迎です。これをきっかけにGPやG1を目指す静岡支部の選手がもっと増えてくれればうれしいですね。

渡辺雄太 うわさでは聞いていたけど、正式に決まってうれしいです。憧れの選手なので、いつか連係できたらいいですね。その時までにもっと力をつけておきます。来年は静岡GPもあるので、深谷さんと乗れるように頑張ります。

渡辺晴智 深谷君の性格も知っているし、歓迎します。静岡記念で連係した時は競りだったので、今度はすんなり回れるといいね。雄太や若い自力型にとっては、切磋琢磨(せっさたくま)してやれるから、いいんじゃなかな。