◆鈴木宏和(36=浜松)優先順位9位・初出場
軽量を生かした、全国トップ級のスタート力が最大の武器。23年は8月のオートGPと9月の特別G1共同通信社杯プレミアムカップで優出(いずれも4着)するなど、記念戦線でも優勝戦の常連として台頭してきた。まだ、グレードレースの優勝はないが、実戦を積んで着実に進歩している。「いい成績を残せた半面、悔しい思いの多かった1年だった。それでも、頑張ればグレードレースを勝てるんだと認識できたので、収穫はありましたね」。特に日刊スポーツ・キューポラ杯では絶好のVチャンスを生かせずに、佐藤摩弥に女子選手初となるG1制覇を譲る形となった。「絶好調の時のような動きではないので、年末に向けてエンジンをレベルアップさせたいです」。
課題は濡走路の克服と後半のスタミナになる。「あくまでも自分は挑戦者。何も恐れずに、思い切りぶつかっていくだけです」。捨て身の覚悟で勝負に出る。機動力を発揮して、強豪レーサーを相手に大舞台で躍動する。
◆長田稚也(23=飯塚)優先順位10位・初出場
将来のエース候補として期待される、西日本地区の若手有望株。ともにS級レーサーとして活躍する、山陽所属の恭徳選手は実兄。力強く先行車を突破するレーススタイルで、着実に成長している。「欲しかったグレードレースも制覇して、初のS級にもなれて、SG初優出もかなえられた。理想通りの出来過ぎた1年でした」。今年8月の地元ダイヤモンドレースでは、G1初優出&初Vの快挙を成し遂げた。さらに、11月のSG日本選手権で優出(4着)して、念願となるSSトライアル戦の出場権をゲットした。「エンジンは安定している。川口の走路も消音マフラーも得意分野。余計なことをすると空回りするので、落ち着いてレースしたいです」。
ここから、新たな挑戦が始まる。「失う物は何もないので、とにかく思い切ってチャレンジするだけです」。新戦力が初出場の勢いに乗って、旋風を巻き起こせるか。無限の可能性を秘める23歳の若手レーサーは、憧れのステージを全力で突っ走る。





















