引退を発表した平原康多の高校時代の同級生・渡辺政幸(42=埼玉)は、悲しみをこらえ、気丈に予選3Rを走り切った(5着)。
しかし、レース後は親友への思いがあふれ出た。「ダービーの後に話は聞いていたけど、今朝の新聞報道を見て、急に実感がわいてしまいました。高校は3年間、同じクラス。自転車部に入るきっかけもヒラ(平原)だったし、あいつの人間性が好きでした」。
参加前には一緒にサイクリングに出かけた。「後ろを走っていて、この背中を見るのも最後かなと思った。さみしいとか、悲しいなんて言葉では片付けられないものがあります。もちろん競輪は好きだけど、それ以上にヒラが走る競輪が好きでした」。ここまで言うと、頬を涙が伝った。
一時は一緒に辞めたい気持ちにまでなったが、「あいつの分までなんて言えませんけど、俺は俺でやれる限りやってみます」と決意を新たにした。





















