準決11Rは和田健太郎(45=千葉)がゴール前のチョイ差しで1着を決めた。競走得点111点は山田庸平に次ぐ今節2番目の実力者が、着実な歩みでベスト7に勝ち上がった。

「松崎(広太)君のおかげ。作戦通りに積極的に仕掛けてくれた」と、2着に逃げ粘った松崎を褒めた。ただ、自身の状態面の評価を「流れがいいだけですよ」と苦笑いするにとどめた。

その控えめなトーンは、超のつくトップクラスと感じた脚力差がそうさせている。前回のG2共同通信社杯で3年ぶりにビッグレースで決勝進出。それ自体はうれしい出来事だったが、そのこと以上に「周りのレベルの高さに逆にショックを受けました」。

だが、20年のグランプリ王者は、このまま緩やかな下降線をたどるつもりはない。決勝12Rは再び松崎をマークし、8月の西武園以来となる今年3度目の優勝を狙う。来月のG1寛仁親王牌は「地区プロで負けたから仕方ない」と出場権を得られなかった。だからこそVゲットでその存在感を示す。