【ドーハ=木下淳】U-22(22歳以下)日本代表がU-22イエメン代表と0-0で引き分けた。テーマは新戦力の海外での最終テスト。FW鎌田大地(19=鳥栖)が手倉森ジャパンの国際試合で初めて先発したが不発。後半もMF関根貴大(20=浦和)、FWオナイウ阿道(20=千葉)らU-20世代の若手を投入したが、ゴールを割れず。手倉森誠監督(48)は「危機感を持たされた試合」と振り返った。日本は13日にドバイでU-22ウズベキスタンと対戦する。
当落線上の若手が試された。2トップに最年少19歳のFW鎌田。国内合宿では評価された男が、まずは前半12分にDFの裏へ抜けて右足シュートを放つ。しかしコースを読まれ「チャンスはあっても、GKとの駆け引きとか冷静にできない部分があった」。同44分の右足も好セーブに遭った。
0-0で迎えた後半開始からMF関根、FWオナイウの20歳コンビら7人が投入された。14分、オナイウが敵陣でボールを奪い、フリーでシュート。「奪った勢いで蹴ってしまって」枠を外した。思わず「うわ、マジか」とこぼす好機だった。さらに23分、頭で狙うも枠の上。「自分が決めれば勝っていた。中東相手にフィジカルは通用したけど…」。精度だけ低かった。
来年1月のリオ五輪アジア最終予選に出場するチーム同士の腕試し。実力では格下だったが、勝ち切れなかった。手倉森監督は「鎌田やオナイウの良い部分も見られたけど、国内の試合より精度が落ちる感じもした。全員がこの結果に危機感を持ってもらわないと」と注文。主将のMF遠藤やFW鈴木ら経験豊富な常連を温存したが、新戦力が結果を出せず「最終予選もこういうゲームになるんだな」。指揮官も認めた苦戦から課題を見いだしていく。

