東京がJ2磐田の元日本代表DF駒野友一(34)の獲得に乗り出していることが11日、分かった。すでに正式オファーを出している。オランダリーグ1部フィテッセから獲得オファーを受けているDF太田が移籍した場合に備え、W杯2大会に出場したサイドバックの補強に動いた。正確なクロスで得点を演出でき、セットプレーも蹴ることができるベテランが加われば、初のJリーグ制覇に向けて心強い戦力となる。
スペシャリストの穴埋めには、スペシャリストを。東京が駒野の獲得に乗り出していることが判明した。
今季はJ2磐田で終盤こそベンチに回る試合があったものの、29試合に出場し、J1昇格に貢献した。左右両足での正確なクロスは健在で、両サイドバック(SB)をこなすことができる。不動の左SBとして13アシストを記録した太田が、このオフに海外移籍する可能性があり、代わる戦力の補強に動いた。
駒野は得点に絡むことができるSBとして、うってつけの人材だ。今季、太田が塗り替えるまで、駒野が11年にマークした11アシストがDF登録のJ1年間最多記録だった。今季左サイドを起点にした攻撃でクラブ最高の4位で終えた東京にとっては、来季も継続した戦いができる。さらに、磐田時代から何度も得点を演出したFW前田とのコンビが復活すれば、威力を発揮するのは間違いない。
08年に加入し8季在籍した磐田からは契約延長のオファーを受けているが、単年での提示だった。磐田の若手主体の練習に参加した3日には「(来季も)ここでやると、前向きに(クラブと)話しています」と話したが、まだサインはしていない。
対する東京は複数年の条件を用意している。06年、10年とW杯2大会出場の経験と実力に加え、人柄も評価している。強烈なリーダーシップで引っ張るタイプではないが、常に黙々と全力でプレーする姿は若手の手本になると判断している。
近い関係者によると駒野は「試合が出られるところでやりたい」と、熟考しているという。



