J3アスルクラロ沼津を運営するアスルクラロスルガ株式会社が7月31日、沼津市内で新プロジェクト「GO! ALL! GOAL!J1」の始動記者会見を行った。山本昌邦会長(59)、山本浩義副会長(55)渡辺隆司社長(59)ら関係者が出席し、概要を説明した。

 同プロジェクトは、2027年のJ1昇格を見据えて始動。クラブは今年9月にユースチーム設立など、組織強化に着手。18年にJ2クラブライセンス取得&昇格、24年には新スタジアム完成とJ1クラブライセンス取得を計画するなど、長期プランとなっている。山本会長は「計画があるから、その確認をしながら1つ1つ成長していけると思っている。みなさんに共感してもらえるよう、挑戦、全力を見せることがチームにとって大事なこと」と話した。

 現状クラブは、本拠地・愛鷹広域公園多目的競技場が客席などの設備面でJ2クラブライセンス条件を満たしていない。まずはスタジアム改修を目指して、会見前に渡辺社長が沼津市役所を訪問。大沼明穂市長(58)に要望書を提出した。渡辺社長は「長いスパンになりますが、決して夢で終わらせたくはない。地に足を着けてやっていきたい」と熱く語った。【前田和哉】