Jリーグは27日、来季のJ1とJ2の参加資格となるクラブライセンスの判定結果を発表し、J3ブラウブリッツ秋田に「条件付き」ながらJ2ライセンスが交付された。スタジアムの改修工事が前提で、ホームに予定する八橋運動公園陸上競技場(秋田市、1万8528席)は現在、<1>トイレ台数<2>屋根で覆われている観客席が全体の3分の1以上、の条件を満たしていない。今後は<1>で約90台、<2>で約6000席の増設が求められる。

同ライセンスの交付を受け、岩瀬浩介社長(37)はこの日、秋田県庁で会見を行った。今年、秋田市議会が同陸上競技場の改修予算案を承認したことを受け、2年連続で見送っていたライセンス申請の提出を7月に発表していた。昨季はJ3優勝も自動昇格できなかっただけに、「結果を残して昇格をものにすれば来シーズン、秋田で三浦知良選手(横浜FC)らのプレーが見られるかもしれない。もっとワクワクする週末になる」と喜んだ。秋田は現在6位だが、J2自動昇格の2位に勝ち点8差となっている。