ガンバ大阪が浦和との壮絶な打ち合いを制し、明神智和新監督(48)の初陣を白星で飾った。
前半に退場者を出した浦和を逆転しながら、後半に2点を許して2-3とされた。それでも後半39分にFWウェルトン、同41分にFW植中と、新指揮官が投入した2人が決めて再逆転。その後は、18歳9カ月27日で先発出場し、J1開幕戦先発GKでは99年に南雄太が記録した19歳6カ月25日を更新する最年少記録を打ち立てたGK荒木を中心にリードを守って勝ち点3を獲得。明神監督は「多少の緊張感はあったが、なるべく感情を出さないように自分で抑えていた」と最後まで冷静な判断を貫いて白星スタートにつなげた。
今季に向けたオーストリアキャンプの前に、前任のビッシング監督がアルイテハド(サウジアラビア)に引き抜かれ、7月18日に急きょ監督に就任。難しい状況でのチームづくりとなったが「ハーフシーズンで積み上げたものが選手、チームとして自信になっている」と、百年構想リーグで構築したプレッシングからの鋭い攻撃というベースを継続することで、バランスを保った。
試合後にはサポーターと喜びを分かち合う勝利の儀式「ガンバクラップ」で最前線に立った。「選手のおかげなので前に出るのは恥ずかしかったけど、かみしめさせてもらった」。3失点の反省は残したが、「熱狂する試合をしたい」という宣言通りの戦いに導いた新指揮官が、早くもサポーターの心をつかんだ。【永田淳】



