川崎フロンターレFW小林悠(39)が23日、川崎市内のクラブハウスで会見を開き、12月末で現役を引退すると発表した。

10年に加入してからは川崎F一筋。17年の現役生活に別れを告げる決断をした。Jリーグ得点王1回、最優秀選手(MVP)1回など、J1通算405試合で、歴代7位の144得点を記録した。

多くの伝説を残したストライカーだった。公式サイトの「ここだけはチームでNO・1だと思うこと」という欄には「ポンコツ」と書き込んでいる。後輩たちからも「ポンコツ」いじりをされるほど、多くの天然エピソードでサポーターを楽しませた。

キャプテンとして先発した際には、試合前のコイントスを忘れてピッチに走り、主審から呼び止められた。ハーフタイムを終えて、後半開始でピッチに戻ってきたときに前半と同じサイドに向かおうとして仲間に注意されたこともあった。ファンから渡された色紙に目標として「二桁ゴール」と書こうとして「二行ゴール」と記してSNSをにぎわせた。

ピッチ内での活躍はもちろん、ピッチ外でもファン、サポーターに話題を提供するエンターテイナーだった。

 

◆小林悠(こばやし・ゆう)1987年(昭62)9月23日、東京都町田市出身。麻布大渕野辺(神奈川)から拓大を経て、10年に川崎F入り。17年に主将としてJ1初優勝に導き、得点王、MVP、ベストイレブンの個人3冠。J1通算405試合144得点。国際Aマッチ14試合2得点。家族は夫人と3男。177センチ、72キロ。