「現代サッカーの父」とも言える元オランダ代表ヨハン・クライフ氏が24日、肺がんのために死去した。

 10代半ばからタバコを吸いはじめ、現役時代はハーフタイムにプカプカ。引退後、監督になってからもベンチで喫煙していたというクライフ氏。

 91年に心筋梗塞で手術を受けてからは禁煙していたそうだが、もう少し早く体をいたわってくれていれば。まだまだサッカー界に大きな影響を与えてくれたはず。68歳で我々に別れを告げるなんて、あまりに早すぎる。

 クライフ氏は攻守分業が当然だった70年代に戦術的な革命を起こした。ポジションにとらわれず、全員攻撃・全員守備をかかげる「トータル・フットボール」をアヤックスとオランダ代表で体現。監督としても最強軍団バルセロナを築き上げた。

 バルサの指揮官としてリーグ4連覇を達成し、欧州チャンピオンズカップ(現欧州CL)制覇も成し遂げた功績は、今でもカタルーニャの地で語り継がれている。そのクライフ氏をたたえるために、一部のファンが動きだした。

 ツイッターでハッシュタグ「#EstadioJohanCruyff(スペイン語でヨハン・クライフ・スタジアムの意)」をつけて、つぶやくように呼び掛けたのだ。

 バルサの本拠地カンプノウは、日本の日建設計が担当し、改修されることになっている。工事は17年から21年にかけて行われ、現在の収容9万9000人から10万5000人に増築される。

 この生まれ変わろうとしているカンプノウの名称を「ヨハン・クライフ・スタジアム」にしようというのだ。

 クライフ氏は選手としてはアヤックスで3季連続欧州チャンピオンズカップ制覇を成し遂げている。そのためオランダでも、バルセロナと同様の運動が起きているという。

 世界各地に「ヨハン・クライフ・スタジアム」が誕生するかもしれない。

 【千葉修宏】(ニッカンスポーツ・コム/サッカーコラム「海外サッカーよもやま話」)