1日、MF香川真司が所属するドルトムントは、DFネベン・スボティッチが腕に血栓症を患い、ボディーコンタクトのある運動を医者から禁止されたため、今シーズン中は試合に出場できない見通しであることを発表した。今後しばらく同選手は、個人トレーニングのみを行っていく予定だという。
ところで、サッカー選手が罹患したという話はあまり聞いたことがないこの“腕の血栓症”。主に移籍などの情報を扱うサッカー専門サイト「transfermarkt.de」によれば、スボティッチ本人は「早めに症状に気づき、すぐに治療を始めることができたのは良かった。筋トレをしていると、たまに罹患することもあるみたいだ」とコメントしているようだが、専門家はこれに懐疑的な見方をしている。
大衆紙「ビルト」が、スポーツ医学や整形外科を専門とするケルン在住ペーター・シェーファーホフ医師に話を聞いたところ、「例えば腕や肩など上肢の手術を行った後、腕の血栓症になってしまうことはある。特に、(執刀のために)血液の流れを止めたりした場合はね。しかし、そのような(筋トレで罹患する)ことは極めて異例だ」と話したという。
またベルリンの整形外科医トーステン・ドラ氏も「いわゆるパジェット・シュレッター症候群(上肢深部静脈血栓症)は、ボディービルダーには起こりうるが、サッカー選手では今まで1度も聞いたことがない。ただし、腕に生じるこの凝血塊は決して無害なものではない」とコメントし、最悪の場合には脳卒中や肺塞栓症を引き起こす可能性もあるそうだ。
今季終了後にドルトムントを去ることが濃厚だと噂されているスボティッチ。サッカー選手としては非常に珍しいと言われるこの病気にかかったことが、今後のサッカー人生に悪影響を及ぼさなければいいのだが・・・。


