シュツットガルトに所属するケビン・グロスクロイツが、自身を慕ってくれる人々に粋な計らいをする予定だ。


 ドルトムントからガラタサライへの移籍、そしてホームシックによるドイツへのカムバックという紆余曲折を経て、昨冬シュツットガルトに加入したグロスクロイツは、「このクラブ、チームメート、ファンには感謝してもしきれない」と、“シュツットガルト愛”をたびたび公言しており、同クラブが降格の危機に直面していた5月上旬には、「仮に2部へ行くことになったとしても、僕はここに残る」と、早々に残留表明をしていた。


 結果的にシュツットガルトは2部への降格が決まり、それが理由で若手のエースだったティモ・ベルナーがライプツィヒへ移籍することになった。そのため同選手が背負っていた19番に空きができ、ドルトムント時代に慣れ親しんだその番号を、グロスクロイツが引き継ぐことになったという。


 しかし、すでに来シーズン用の新ユニフォームは販売されており、グロスクロイツを支持するファンは、昨季まで同選手がまとっていた15番を購入している。これを受けグロスクロイツは、フェイスブックにある自らの公式ページでファンに謝罪している。


 「ティモ(ベルナー)の移籍にともない、“昔の”背番号をもらうチャンスが僕に与えられた。でもファンのみんなからすれば、ユニフォームを買うために多くのお金を投資してくれたはず。だから、『15番グロスクロイツ』の新しいものをすでに買ってしまい、失望しているファン1人1人に、ささやかなものを送るつもりだ。みんなの気分が良くなることを願っているよ」


 お詫びを伝えるだけでなく、弁償までも考えているグロスクロイツ。いかなる時もファンの気持ちを優先させるその姿こそ、彼がどのクラブでも絶大な人気を誇る理由なのだろう。