スマートフォンが一般社会に広く浸透し、広報活動のためブンデスリーガクラブもSNSを盛んに利用する今の時代。もちろん選手とて例外ではなく、フェイスブックやツイッター、インスタグラムなどで公式ページを開設し、日頃の様子をファンへ向けて発信している。

 しかしSNSの発達に比例し、できるだけ選手を携帯電話から遠ざけ、目の前の試合や練習に集中させようと頭を悩ませる指導者も増えつつある。

 大衆紙「ビルト」によると、Bミュンヘンもその1つ。ジョゼップ・グアルディオラ監督が指揮していた昨季までの3年間、スマートフォンはロッカールームでもタブー視されており、その取り扱いは厳しく制限されていたという。しかし同紙によれば、カルロ・アンチェロッティ現監督が就任して以降は、やや緩和され、SMS(ショートメールサービス)送受信くらいであれば可能になったという。

 大迫勇也が所属するケルン、ブンデスリーガ史上最年少指揮官が就任しているホッフェンハイムも、基本的には選手に自由を与えているようで、前者のペーター・シュテーガー監督は「携帯で遊んだり電話したりするのは自由だ。トレーニングの時だろうと、練習試合の時だろうと、リーグ戦だろうと同じだ。このテーマについて話すことはばかげているし、罰則を設けるなんてとんでもないことだ」と話しており、後者のユリアン・ナーゲルスマン監督も「厳格な規則はない。若者に携帯電話を禁止してもうまくいかないし、我々監督だって携帯を見ることはあるからね。ただし、練習の30分前くらいには携帯を手から離し、そして練習後もすぐに携帯を操作したりするべきではないと思う。例えば、その時の(高ぶった)感情がフェイスブックやツイッターなどにそのまま反映されてしまうかもしれないからだ」とコメントしている。

 また、原口元気が所属するヘルタでは、移動のバスやロッカールームではスマートフォンの操作が許可されているが、チームミーティング中に携帯電話の音を鳴らしてしまった場合は200ユーロ(約2万4000円)の罰金。ウォルフスブルクでも消音は義務付けられ、これを破った場合は200~500ユーロ(約2万4000~6万円)を支払わなければならないそうだ。

 携帯電話にまつわる罰が特に厳しいのは、今季初の1部参戦となったライプツィヒで、音を切っておくのはもちろん、スポーツディレクターのラングニック氏によれば、試合後20分以内のロッカールーム、マッサージを受けている時、理学療法士の治療を受けている時は、携帯電話の操作を禁じているという。