ヘルタに所属する日本代表FW原口元気(25)は、ドイツへ移籍してからの2年間では自身のポテンシャルを最大限に発揮できていなかったが、今季は開幕から2試合連続でマン・オブ・ザ・マッチを獲得している。原口は独紙ビルトのインタビューに応じ、どのようにして「スーパーゲンキ」になったのかを説明した。

 原口の一問一答は以下の通り

 -なぜ急にパフォーマンスが爆発的に上がったのですか

 攻撃のことだけを考えてプレーするんじゃなくて、守備の面でもだいぶ良く貢献できるようになったからじゃないかと。日本だとほとんどそういう(守備の面)が問われていなかった。すごい大きな挑戦でした。あとは自分の身体をハードに鍛え上げてきました。

 -具体的には

 夏に茨城県にある筑波大でフィットネスコースに参加しました。日本人は小柄だし細身。筋肉の密度を鍛えないとブンデスリーガの大型選手相手にチャンスはない。

 -なぜそんなに足が速いのか

 子供のころはむしろ遅い子のほうでした。それを変えた。ダッシュの練習を自分に課したんです。(チームメートの)カルーはよく練習で「お前は陸上選手か。本当にサッカー選手なのか」と聞いてきますね。

 -ダルダイ監督は6得点6アシストの目標を出した。できそうですか

 はい。でもこれは僕がかなえたい数字ではなく、やらなきゃいけないもの。そうじゃないと僕はブンデスリーガでチャンスも居場所もない。この2試合ではゴール前での僕のクオリティーを示すことはできた。これを続けていくのが課題です。