マンチェスターUのジョゼ・モウリーニョ監督(53)が、勝手に記者の携帯電話に応答した。

 15日に行われるリバプール戦の前日記者会見中のこと。目の前にボイスレコーダーとして並べられていた携帯電話が突然鳴り出すハプニングが起こると、モウリーニョ監督は「もしもし」と電話に出てしまった。

 同監督が応答したとは知らない電話をかけてきた女性は「こんにちは、ドム。私は、トークスポーツのアビーよ」と話を始めた。同監督は会見場にいた記者らに向かって、「トークスポーツから電話だよ」と会場を笑わせた。

 携帯電話の持ち主であるトークスポーツのドミニク・マクギネス氏は「鳴るはずじゃないんだ」と慌てた様子で釈明した。監督は「君への電話だろう。トークスポーツのアビーからだよ」と携帯電話を手渡した。同氏は、申し訳なさそうに電話に出て「今は電話はできないよ。今は無理なんだ、アビー。ごめん。電話はオフになっているべきだったんだ」と通話を切った。

 和やかになった会場だったが、モウリーニョ監督は「質問はなんだっけ」と、さらに笑いを誘った。