フランクフルトに所属する日本代表主将のMF長谷部誠(33)は、40歳までプレーしたいことを明かし、もしドイツを離れるとしたら、日本への帰還やアメリカでのプレーを考えているなど、独紙ビルトのインタビューで将来について明かした。

 長谷部の一問一答は以下の通り。

 -契約を1年延長されました。あと何回、フランクフルトと延長するのか

 長谷部 可能な限り長く。コンディションを保てて、40歳までプレーできたら最高ですね。ここではすごく居心地良く過ごしているし、(ファンは)僕らのサッカーが好きです。それにここはいつでも満席になる。この前、平均入場者数で世界18位と読みました。選手にとって大事なこと。ここでプレーできなくなったら、そのあとは日本かアメリカでプレーするのをイメージしています。

 -まだ引退後のことは考えていないのか。

 いや、ドイツで指導者ライセンスを取りたいです。スポーツ・ディレクターのブルーノ・ヒュブナーに(監督ライセンス)CかBライセンスをと言う話をしているけど、それをするのはまだ早いかな。まずは選手としてサッカーに集中します。

 -(引退後)チームマネジャーやPR部門というのは

 長谷部 いや、僕は15年間プロサッカー選手としてやってきて、ずっとプレッシャーの中だった。選手をやめて、そうしたプレッシャーがなくなったら退屈かな。

 -監督はもっとプレッシャーがあるが

 長谷部 わかっています。だからやるなら監督がいいです。

 -理想像は

 長谷部 もう10年間メモを取ってきています。トレーニング内容やピッチ外での立ち振る舞いやプレー哲学についてもです。多くの監督から学びましたし。頭の中にはたくさんのアイデアがあります。

 -一番影響を受けたのは

 長谷部 戦術に関してはへキング(ウォルフスブルク時代の監督)と(現監督の)コバチ、あとは日本代表監督。ピッチ外でのことについては特に岡田武史監督。あとはコバチ監督ですね。