第1戦が行われ、MF柴崎岳が決勝点をアシストし、テネリフェがホームでヘタフェに1-0で先勝して1部昇格へ王手を懸けた。

 準決勝第2戦で決勝点を挙げた柴崎が、再び輝きを見せチームを1部昇格に大きく前進させた。0-0で迎えた前半22分、右CKを柴崎が右足キックすると、中央でDFホルヘサエンスが綺麗に頭を合わせて先制。この1点を守りきって勝利を手にした。柴崎は後半38分、スタンドから大きな拍手と「ガクコール」を受けて退いた。

 殊勲弾を決めたホルヘサエンスは「自分は合わせてゴールを決めるだけだった。(柴崎は)とてもすごいポテンシャルを持っている選手だし、あのゴールも半分は彼のものだよ」と称えた。また、「100%ロッカールームの中で適応しているし、少しだけどスペイン語も話している。だからとても柴崎に関して自分も満足している。まだ、一緒にご飯を食べにいったことはないけど、良い日本食レストランに連れてってもらわないとね」と話した。

 マルティー監督は「疲労という言葉はテネリフェのロッカールームの中にはない。1部昇格という夢をチームは追いかけている。だからこそ、最大限の力をピッチの中で発揮している」と話した。

 7季ぶりの1部昇格を懸けたアウェーでの第2戦は24日に行われる。