ドイツ杯2回戦で25日、大迫勇也のケルンは敵地で原口元気のヘルタを3-1で下した。ケルンは8月ドイツ杯1回戦以来の公式戦13試合ぶりの勝利で、26日の独紙ビルトは以下のように報じた。

 「ケルンのハートはまだ動いている」。

 ケルンが74日ぶりに勝利を挙げた。この勢いをすぐにでもリーグ戦に持ち込まないと。この日の勝利はペーター・シュテーガー監督のためのデモでもあった。クラブは24日にスポーツディレクターのイェルク・シュマッケと別れたばかり。先制ゴールを挙げたツォラーはチームメートと一緒にベンチにいるシュテーガー監督に向かって手を振った。

 勝利はシュテーガー監督の勇気のたまものだ。12年以降でスタメン平均最年少23・8歳となるメンバーをピッチに送った。序盤不安定なシーンもあったが、GKホルンがチームを救った。

 久しぶりの勝利に遠くからお祝いのメッセージも届いた。元ケルンのアンソニー・モデステは試合後ツイッターで「やっと!」とつぶやいていた。

 一方のヘルタは直近公式戦12試合でわずか1勝とこちらも低迷している。