デュッセルドルフFW原口元気が2試合連続のアシストを決め勝利に貢献したが、後半に負傷退場した。

 ホームでザントハウゼンと対戦し、2試合連続で左MFで先発した原口は前半2分、右CKを右足キック。飛び込んできたDFホフマンが頭を合わせゴールネットを揺らし、先制点をお膳立てした。チームはこの1点を守りきり、結果的に決勝点をアシストする形になった原口だったが、後半開始直後に左サイドで相手MFクリングマンとの空中戦でお互いの頭部が激突し2人とも倒れ込んだ。脳振とうを起こしたクリングマンは起き上がれず担架で運ばれた。原口は医療スタッフに付き添われて、自ら歩きながらピッチ脇を歩いてベンチ方向へ向かい、そのままMF宇佐美貴史と交代した。ドクターが手当てして病院にはいかず大事には至らなかった原口だが、出場機会を求めて移籍し、2試合連続で先発して1得点2アシストと結果を残し好発進しただけに、痛い負傷退場となった。

 交代出場した宇佐美は、上がり気味のポジションを取る相手ウイングバックへの対応に追われ、なかなか前線に上がれない苦しい展開となり見せ場はなかった。

 4連勝のデュッセルドルフは13勝4分け4敗の勝ち点43で首位を守った。(鈴木智貴通信員)