元リバプール選手で現在テレビ中継の解説者を務めるジェイミー・キャラガー氏(40)が14歳の女の子の顔面に唾を吐きかけたと、12日の英紙サンが報じた。

 キャラガー氏はマンチェスター・ユナイテッド-リバプール戦で解説を務めた帰り道で渋滞に巻き込まれた。古巣リバプールは1-2で敗戦。同氏が運転していたレンジローバーはマンUのファンの車と隣り合わせとなり、撮影されていた動画には「ジェイミー、ついてなかったな。2-1だ」と父親が叫び、直後キャラガー氏が助手席にいた娘に向かって唾を吐きかけていた。英スカイスポーツで解説者を務めるキャラガー氏は同社から解雇される可能性があるという。

 その後、同氏は父親と娘に正式に謝罪した。「私がしたことに対して謝罪したいです。自分らしくない行為でした。私が行ったことは間違いであり、家族に謝罪したいです」とコメントした。動画には父親がキャラガーをからかっている様子が撮影され、キャラガー氏が唾を吐きかけたあと、女の子は涙を流したという。父親は暴言を吐いたことを否定。「彼を見つけたとき、彼の名前を叫んだだけだ。無礼な態度はとっていない。彼は娘に唾を吐きかけるという行為で返事をした。テレビではきちんとした男性だという印象を受けていたのに誰がこんな態度を取るっていうんだ? 非人間的だよ。14歳の女の子顔に誰が唾を吐きかけられるんだ?」と非難した。

 スカイスポーツは、「受け入れられない行為です。問題に対処します」とコメントした。