5日のスペイン2部リーグ第38節デポルティボ-ウエスカで、先月の“シンジ対決”に続き再び日本人対決が期待されたが、MF柴崎岳(28)とFW岡崎慎司(34)が同じ時間にピッチに立つことはなかった。

そのような状況の中、試合翌日のスペイン各紙は両選手の評価について柴崎に高評価を与えている。

試合は1部昇格を目指すアウェーのウエスカが前半8分にラファ・ミルが先制するも、2部残留に向けて負けられないデポルティボは同19分にアケチェ、同43分にクリスティアン・サントスが立て続けに得点を記録し2-1の逆転勝利を収めた。

スペイン紙マルカはダブルボランチの一角で先発出場し、後半13分に退いた柴崎に対してチームトップタイの2点(最高3点)をつけた。一方、後半23分にピッチへ入った岡崎の評価は1点だった。

スペイン紙アスは柴崎に2点(最高3点)、岡崎に1点をつけている。デポルティボでゴールを決めたアケチェとクリスティアン・サントスのみ、柴崎を上回る最高の3点を与えられた。

柴崎の今季のスペイン2部リーグ戦成績は23試合(先発22試合)、1726分間出場、0得点2アシスト。岡崎は33試合(先発23試合)、2176分間出場、10得点0アシストとなっている。

勝利したデポルティボの順位は、勝ち点48の15位で降格圏内の19位オビエドとの勝ち点差は4となっている。一方、敗れたウエスカの勝ち点は61で、暫定ながら1部自動昇格圏内の2位につけている。両クラブとも残り4節、各々の目標目指し最後まで戦うことになる。(高橋智行通信員)