以前からバルセロナ所属のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(33)を狙っていると伝えられていたマンチェスター・シティーだが、獲得オファーを出す予定がないと、英スカイスポーツが23日に伝えた。

クラブ関係者から情報を得たジャーナリストのセムラ・ハンター氏は同メディアで「メッシへのマンチェスターCの扉は閉まっているし、オファーも出さないだろう」と明かしている。

そして理由について「2つの理由がある。メッシはキャリアの晩年に近づいており、現在の状態はバルセロナでここ17年間に見せてきたものとは異なっている。そして経済面について、たとえシティーにフリーで来られたとしても、年間1億ユーロ(約125億円)を受け取る彼の給料は天文学的なものだ。我々がパンデミック下にいることを考えると、どのクラブにとってもそれは膨大な経済的負担となるだろう」と説明した。

メッシのバルセロナとの契約は来年6月30日までとなっているため、年内中に契約延長しない場合、来年1月1日より他クラブと自由に交渉でき、来夏フリーで移籍が可能となる。クラブへの不満が爆発したメッシは今夏、退団の意思を正式に示したが、7億ユーロ(約875億円)という高額な契約解除金がネックとなり不本意ながらバルセロナに残留することになった。(高橋智行通信員)