スコットランド-イングランドの国際親善試合は12日、スコットランドの聖地グラスゴーにあるハムデン・パークで行われ、イングランドが3-1で快勝した。通算対戦成績はイングランドの通算49勝26分け41敗となった。

1872年11月30日にグラスゴーで行われた同カードが世界最初の国際Aマッチとされ、0-0で引き分けた一戦から150周年の記念試合として実施された。

主役はレアル・マドリード(スペイン)でも絶好調のMFベリンガム(20)。1得点1アシストを含む全3ゴールに絡んだ。

前半32分、ペナルティーエリア手前で相手5人を引きつけて絶妙な縦パス。そこに抜け出したラッシュフォードの右方向へのパスに走り込んだウォーカーがシュート性のクロスを放ち、それをフォーデンがコースを変えてイングランドが先制した。

その3分後にもベリンガムは左サイドで巧みな足技を披露し、後方のフォーデンにヒールパス。そこからのクロスは味方につながらなかったが、こぼれ球にベリンガムが右足で蹴り込んで追加点を挙げた。

後半36分には敵陣中央でパスを受けると、相手を背負いながら反転して前を向き、シュートフェイントを一つ入れてDFの背後にラストパス。そこに走り込んだケーンが左足で流し込み、イングランド代表歴代最多得点記録を59点に伸ばした。

今季からレアル・マドリードに加わった20歳のベリンガムはリーグ開幕から4試合連続の5ゴールと大爆発。その才能はドルトムント(ドイツ)時代から注目され、英BBC放送(電子版)によると移籍金は1億300万ユーロ(約155億円)。出来高を加えると、「史上最高額のイングランド選手」になった。

Rマドリードでは自身が尊敬する元フランス代表MFジダンがつけた5番を背負うが、代表では10番。9日に行われた欧州選手権予選ではウクライナと1-1で引き分けており、「ウクライナ戦でのプレーは満足できなかった。ベストにはほど遠かった。モチベーションは常にベストの状態にすること。今夜はそれに近いところまで行けた」。20歳の若き才能がサッカーの「母国」を引っ張る。