ラオスのマツダGB FC U-12がスペインの強豪FCバルセロナU-12に3-2で逆転勝ちし、初優勝を飾った。
大会最優秀選手(MVP)に輝いたMFパコンラム・ポサンバットは「有名な相手に勝つ体験できて本当にうれしく思います」と目を輝かせた。
今大会5試合で13得点1失点と強さを見せて勝ち上がってきたマツダ。前回大会王者の相手に前半は劣勢に回り、2点を先行される苦しい展開となった。
しかし後半に本来の強さを取り戻す。ハイプレスで相手のビルドアップを封じ、同5分に相手陣で奪ったショートカウンターからMFアノンラッック・アンパンビライが左足でゴール右に突き刺して1点返す。すると、同10分にも相手の最終ラインのパスミスを見逃さず、FWシンサイ・ルアンブンフアンが冷静に沈めて追いついた。
勢いが止まらないマツダは同20分に速攻から右サイドバックのマンコンソ。クヌーカムが右サイドを駆け上がり、ニアを抜いて試合をひっくり返した。最後まで運動量が落ちず、そのまま試合終了。A代表のFIFAランキングが185位というサッカー途上国が、同1位スペインの名門クラブ相手に見事な勝利を飾った。
マツダは、ラオス中の有望選手が集まり、午前午後の2部練も実施するなど強化に力を入れているという。スペイン代表の主将MFロドリ(バルセロナ)に憧れているというポサンバットは、17歳でのフル代表入りを目指している。その上で「(ラオスが)初めてW杯に出られるようにやっていきたい」と力を込めた。試合後は応援に駆けつけた大使館関係者も含めてピッチで写真撮影をするなど、お祭り騒ぎだった。
バルセロナに所属するMF西山芯太(11)は先制点を挙げる活躍を見せたが、前後半でメンバーを総入れ替えするチーム方針もあり、ハーフタイムで交代した。
今大会は、過去に日本代表MF久保建英(25=レアル・ソシエダード)やスペイン代表MFラミン・ヤマル(19=バルセロナ)らも出場した若手の登竜門的な存在。西山はバルセロナの選手として参加する日本人は、13年大会の久保以来2人目となった。

