レアル・ソシエダードの地元紙が、ラヨ・バリェカノ戦で公式戦4試合ぶりに先発復帰した日本代表MF久保建英(25)について、「これまでよりは良かったが、ベストの久保にはまだ程遠い状態だった」と寸評した。

Rソシエダードは8日にホームで行われたスペインリーグ第12節でラヨ・バリェカノと対戦した。5日の欧州リーグ・1次リーグ第4節リヨン戦で出番のなかった久保は、公式戦4試合ぶり、リーグ戦3試合ぶりにスタメン入りした。

4-2-3-1の右サイドハーフに入り、徐々に調子を上げていった。前半24分に相手DFの背後に抜け出して上げたクロスは惜しくもオスカルソンに届く手前でクリアされ、その3分後にカットインから左足で打ったシュートはDFにブロックされる。さらに、スチッチやトゥリエンテスのシュートチャンスを演出した。後半開始後も右サイドを起点にプレーしたが、前半ほど攻撃に絡むことができず、後半17分にゲデスとの交代でピッチを去った。

へんとう炎で大黒柱のオヤルサバルを欠いたRソシエダードは、後半22分にバレネチェアのスルーパスからオスカルソンが決めたゴールを守り切って1-0で勝利し、スペインリーグ2試合ぶり、公式戦3試合ぶりの白星を挙げた。リーグ戦成績は12試合7勝1分け4敗で勝ち点を22に伸ばし、欧州カップ戦出場圏内の5位の座をキープしている。

クラブの地元紙エル・ディアリオ・バスコは久々に先発出場した久保について、「これまでよりは良かったが、ベストの久保にはまだ程遠い状態だった。しかし少なくとも、(左サイドバックの)ペドロサと1対1で対峙(たいじ)するたびに苦しめ、前半23分に右足で良いクロスを上げ、前半27分のシュートはブロックされ、さらにインサイドのパスをスチッチに送った」と寸評し、チーム最低タイの2点(最高5点)をつけた。

同紙は決勝点をアシストした後、負傷交代を余儀なくされたバレネチェアをMVPに選出し、最高の5点と高評価。続いて、レミーロ、トゥリエンテス、オスカルソンが4点、アランブル、スベルディア、アイエン・ムニョス、カルロス・ソレール、スチッチが3点、ジョン・マルティン、ゲデス、オチエング、エクトル・フォルト、ゴロチャテギが久保と同じ2点。出場時間の短かったセルヒオ・ゴメスは採点なし。マタラッツォ監督の評価は3点だった。

Rソシエダードは次戦、久保が日本代表の一員としてブラジル、パラグアイと対戦する国際Aマッチ期間を経て、22日にアウェーで行われるスペインリーグ第13節で1部昇格組のラシン・サンタンデールと対戦する。(高橋智行通信員)

【動画】久保建英、カットインからDFかわし右隅へシュート