日本代表GK鈴木彩艶(23=パルマ)がスーパーセーブを連発し、スウェーデン代表の攻撃を1点に抑えた。FWアレクサンドル・イサク(26=リバプール)、FWビクトル・ギェケレシュ(28=アーセナル)、FWアントニー・エランガ(24=ニューカッスル)ら強力攻撃陣に攻め込まれる中、冷静な対応でゴールを死守。勝ち点1につなげた。

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絶体絶命のピンチで、日本の守護神が世界的ストライカーの前に立ちはだかった。1-1で迎えた後半20分にプレミアリーグで活躍するFWイサクの決定的なシュートを両手ではじき出し、同追加タイム4分にはCKからイサクに許したヘディングシュートを右手でビッグセーブ。「クロスに出られないと判断した中で、準備ができていた。最後キャッチで締められたところは良かった」。逆転を許せばF組3位通過となっていた場面でのスーパープレーを落ち着いた様子で振り返った。

今大会では1次リーグの3戦全てにフル出場。1勝2分けでの決勝トーナメント進出決定に「最終的に負けていないのはプラス。どんな戦い方でも結果がついてくると、3試合通してわかった」と結果に手応えを得た。自身のパフォーマンスにも「チームに安定感を与えることは、少しずつできている」と充実感をにじませた。

育成年代から最高ランクの評価を受けてきたGKが、世界最高の舞台でその力を存分に発揮することになった。これまで、日本サッカー協会(JFA)において、育成年代で「Sランク」とされたGKは2人。世代別ドイツ代表でプレーする長田澪(フライブルク)と鈴木彩だけだという。逸材として育てられ、最高峰の舞台で日本のゴールを守るまでに成長した23歳は、次のブラジル戦に向けて「僕としてはまだ何も成し遂げていない。次が本当に重要になる」と力を込める。

昨年10月の国際親善試合では歴史的勝利を収めたが、W杯でぶつかる本気のブラジルは別物だと考える。それでも「強力な個があって、中3日でタフな戦いにはなるけど、タフだからこそ日本が力を発揮できると思う。この状況を楽しんで次に向かいたい」と力強い。「毎試合成長を感じている」という絶対的守護神が、次は王国の強力FW陣をストップする。【永田淳】

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