「無敵艦隊」スペイン(FIFAランキング2位)が、ポルトガル(同5位)を1-0で退け4大会ぶりの8強進出を決めた。後半追加タイムの46分、途中出場したMFミケル・メリノ(29=アーセナル)が決勝点を挙げた。22年カタール大会を含め、大会史上初の6試合連続無失点となった。ポルトガルFWクリスティアノ・ロナウド(41=アルナスル)は6度目のW杯も優勝には届かなかった。

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ヒーローは遅れてやってくる。スペインに勝利をもたらしたのはベンチから出場した選手2人だった。後半追加タイム。相手ゴール前でFKを取ると素早くリスタート。ポルトガルの陣形が整わない中、FWトレスのスルーパスからMFメリノが左足でゴールした。

MVPを獲得したボランチのロドリ主将は「僕たちは試合の流れを完璧に読むことができたと思う。ミケル・メリノを称賛したい。あの時間帯にピッチに立つのは容易ではないが、彼は再び決定的な役割を果たしてくれた」と話した。

メリノはオールラウンド性に優れる。中盤が本職ながらFWとしてもプレーでき、直近17試合で9得点となった。スペインの強さを表現している1人がメリノだろう。デラフエンテ監督は「ベンチからの選手たちの影響力は素晴らしかったが、それは我々に非常にレベルの高い選手が26人もいるからだ」。交代枠5人を含めた16人によるゲームプランが出来上がっている。

これで開幕戦から5試合すべてを無失点で乗り切った。ヤマルらの攻撃力がとかくクローズアップされるが、誰もが知るGK大国だ。シモンが固定されるが、ラヤ、J・ガルシアも劣らぬ実力者。そこへ19歳DFクバルシの成長や、攻守の切り替えの早さも加わり安定感を増している。

前回カタール大会の決勝トーナメント1回戦でモロッコに敗れているが、0-0からのPK戦だった。6試合連続の無失点はW杯史上最長記録。そしてチームとしても同国史上最長記録に並ぶ35試合連続無敗(26勝9分け)を達成した。「無敵艦隊」と呼ぶにふさわしい勝負強さを発揮する。

目指すは10年南アフリカ大会以来の優勝だ。ロドリは「改善の余地はまだたくさんある。今はしっかり休み、フィジカル面を調整しなければいけない。現状に満足してはダメだ」と勝ってかぶとの緒を締めた。

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