2020年東京五輪・パラリンピック組織委員会は23日、五輪のマラソンと競歩のコースを5月下旬に正式決定することを明らかにした。当初は17年度中の決定を目指していたが、国際陸連の最終承認の手続きが遅れているという。

 マラソンは新国立競技場を発着点とし、浅草や銀座など東京の観光名所を巡り、競歩は皇居周辺で実施する方針。組織委によると、コースをチェックする国際陸連の専門家の指名が当初の見通しより遅れ、2月に想定した視察が5月にずれ込んだという。組織委の室伏広治スポーツ局長は「コースで問題視されている部分は特にない」と述べた。