16年リオデジャネイロ五輪の陸上男子400メートルリレー銀メダリストの飯塚翔太(28=ミズノ)らが「白門」の後輩のために立ち上がっている。

中大の卒業生で組織される学員会が、コロナ禍で困窮する学生を支援するため、クラウドファンディングを開始した。10年度卒の飯塚も、その1人に名を連ねる。中大は総額13億円の学生支援を掲げており、クラウドファンディングでは、その1%となる1300万円を目標に寄付を募るという。

飯塚は「在学生の皆さん。現在は大学の生活が思うようにできていないかもしれません。今までの大学生の中で唯一の経験をしているのも皆さんだと思います。この状況を乗り越えている皆さんはとても強いです。乗り越えた先には、明るいステージ、そして皆さんが輝くステージが待っていると思います。それを信じて、つよい気持ちを持って前に進んで欲しいと思います」。また卒業生に向けて「中央大学を守っていき、明るい未来を作りましょう」と呼び掛けている。自身も寄付をしたという。

他にもスポーツ界からは、競泳男子の塩浦慎理(28=イトマン東進)、バスケットボール男子の五十嵐圭(40=新潟アルビレックスBB)らがプロジェクトに協力している。