梅宮辰夫

映画「仁義なき戦い」のPRをする梅宮辰夫(手前)。左から東映岡田茂社長、菅原文太
映画「仁義なき戦い」のPRをする梅宮辰夫(手前)。左から東映岡田茂社長、菅原文太

昭和の映画黄金期を支えたヒーローの1人、梅宮辰夫。上記の言葉(名言)は2018年2月にインタビューした時に出た一言だ。「自分は残り少ない昭和のスターの生き残り」と語っていた。ともに銀幕で活躍した松方弘樹、山城新伍、菅原文太、渡瀬恒彦らは先に逝った。「不良番長」や「帝王シリーズ」、「仁義なき戦い 代理戦争」では眉毛がないヤクザの大幹部を演じた。〝辰兄い〟の異名通り貫禄と迫力がスクリーンからあふれ出る。そんな梅宮も孫娘に「じっち」と呼ばれメロメロになる。今の芸能界について聞くと「平成の芸能界は芸能界ではない。オーラがない。みんな放送要員だよ」と厳しい。「高根の花の芸能人」を貫いてきたという強い自負がにじみ出ていた。(^o^)

<芸能・2018年3月4日掲載>