ショートプログラム(SP)4位の高橋舞(21=法大)が、逆転で表彰台に立った。6つのジャンプ要素を全て着氷し、自己ベストを更新する103・39点を獲得。合計も自己ベストの157・61点に伸ばし、順位を1つ上げて3位となった。SP、フリー、合計の全てで自己記録を塗り替えた。
2月のミラノ・コルティナ五輪男子銀メダリストの鍵山優真(オリエンタルバイオ/中京大)が振り付けを担当したフリー「愛の夢」に乗り、2本目には今季から力を入れる3回転フリップもクリーンに着氷。「試合で初めてフリップをいい形で入れることができた。そこがうれしくて、ちょっとは笑顔になって滑れた」と白い歯を見せた。
来春限りでの現役引退を決めており、今季がラストイヤー。10年前から同じリンクで練習してきた間柄の鍵山に、自ら振り付けを依頼した。お気に入りは、ステップの中盤で後ろ向きから前を向き、息をためて踏み出す動き。「一番、優真くんらしさを吸収できる部分かなと思います」。一方、後半は体力が落ちて滑りが詰まったと捉え、「もっとリンク全体を大きく使えるような滑りができたら」と課題も挙げた。
次戦は目標とする年末の全日本選手権へつながる東京選手権(辰巳アイスアリーナ)。「今回のいいところも、改善するべきところもしっかり吸収して、もう少しいい演技をできるように頑張りたい」と前を見据えていた。【勝部晃多】


