ジュニア1年目でショートプログラム(SP)首位発進の宮崎花凜(13=MFアカデミー)が、フリーでも1位となり、合計182・77点で優勝した。

フリップ-トーループの連続3回転など、全6本のジャンプを降り、116・81点を記録。演技後はフィニッシュポーズからそのままガッツポーズをつくり、小躍りするように喜んだ。「大きなミスがなくできたので良かったなと思う」とうなずいた。

苦い経験を糧にした。25年全日本ノービス選手権の女子Aを制したホープ。今季からジュニアに転向し、8月のジュニアグランプリ(GP)シリーズ第1戦中国大会に出場した。SP2位と好発進したが、フリー7位と崩れて総合6位。自身の直前に滑った地元選手への大歓声に戸惑い「気合が入らないまま演技を迎えてしまった」と、気持ちの切り替えに苦しんだ。

その経験から、どんな時でも自分を信じられるよう、曲をかけた通し練習では一定の条件をクリアできなければ中断するなど、普段の練習から工夫を重ねてきた。この日はその成果を発揮するノーミス演技。中国大会の悔しさを晴らし「いつも以上にうれしかったです」と笑みを浮かべた。

一方で、「点数がそんなに出ていない。回転不足とかの減点が多分あると思うので、そういう小さい点も」と細部にも目を向けた。今季の目標は合計190点。「190は取りたいなと思ってます」と、さらなる得点の上積みを見据えていた。