3月の世界選手権4位の「ゆなすみ」こと長岡柚奈(21)森口澄士(24)組(木下アカデミー)が5日、公式練習後に取材に応じた。長岡の相次ぐけがを乗り越えて迎える今季初戦は、昨季と同じ構成で臨むことを明言。森口は「ここからもっともっと調子も上がってくる」と意気込んだ。
4月に右足を疲労骨折した長岡は、7月に氷上練習を再開していた。ところが、8月に交通事故で左足をけが。「もうただただ悔しい、悲しいという気持ち。すみくんに申し訳ないという感じでした」と当時を振り返った。
森口にとっても苦しい時間だった。長岡が一度復帰し、2人での練習に手応えをつかんだ矢先の事故。「2人ともメンタルがどん底にまで落ちたので、それが本当に心からきつくて。1人で練習することにすごく病んでいた時期もありました」。それでも、チームメートの言葉や、長岡からの「頑張ってるよ」というメッセージに支えられた。「今では、それがあったからこそ強くなっているかなとも思う」と前向きに捉えている
長岡は8月末に練習を再開。9月下旬から今月3日までは2人でドイツに滞在し、ツイストやスローを重点的に磨いてきた。森口は「2人で自信を積み重ねていく練習を1カ月間ずっとやり続けていたので、今は2人ともすごく自信のある状態で試合に臨める」と強調。この日はフリーの曲かけに続いてショートプログラム(SP)の要素も確認し、長岡も「ジャンプやスロー、リフトも結構いい感じにできていた」とうなずいた。
今大会は、順位や点数にとらわれず、滑り抜くことに重きを置く。森口は「久しぶりの大会で、戻ってこられたことを楽しむことと、やってきた練習を信じて滑り切ることが、2人の大きな目標」ときっぱり。「ゆなすみ」が元気な姿でリンクに帰ってくる。


