第1ラウンド首位の比嘉里緒菜(沖縄・嘉数中2年)が7バーディー、3ボギーの4アンダー68で回り、通算11アンダーにスコアを伸ばして首位をキープした。2位とは5打差で、初出場世界一に近づいた。

 この日は1番で第2打を20センチにつけるバーディーと、前日の勢いを持ち込んだ。悔やんだのは5番。「飛ばそうと欲を出してしまい、右の林に入れてしまって」と、この大会初ボギーにした。パットは相変わらず好調で、9番で10メートルを入れると、10番1メートル、11番5メートルと3連続バーディーを奪った。

 ただ、前日よりもショットがいまひとつで、12番でバンカーに入れ「自分の悪い癖」という右にふけるボールがでた不安から13番で第3打を奥のカラーまで打つ連続ボギー。初めて「あ、やば、と思いました」と振り返った。終盤はリズムを取り戻し、17番ではチップインバーディーなど、連日の60台をマークする回復力は見せた。

 「今日は満足とはいえません。注意していた欲が出てしまって。パー5のホールが全部バーディーにならないと満足しなくて」と、課題を挙げた。日本予選3度目の挑戦で初めて出場できた大舞台で、優勝が目前に。「欲かかないで、気持ちをコントロールすること。優勝します」と、最後は力強く言った。