成田美寿々(23=オンワードHD)が今季自己ベストの64をマークし、今季初の首位スタートを切った。

 「めちゃくちゃ疲れていて、週明けからも練習もあまりしなかった」と優勝した鈴木愛がオーバーパーとなるなど、タフなセッティングだった先週の日本女子プロの“後遺症”はありありだった。それでも9バーディーを量産し、ボギーは1個だけ。「打つ時だけ集中して、ショットは7割の力でリズムよく振ることを心掛けた。パットは4~5メートルのチャンスがおもしろいように入りました」と笑顔を見せる。

 ルーキーシーズンの12年から毎年1勝以上してきたが、5年目の今季は未勝利だ。夏場以降、パットに悩んできたが「今週、ある人から『下手じゃない。構えが変なだけ。そこを直せば』とアドバイスされて、股関節に力を入れることだけをイメージした。調子がいいときのパットになってきたし、優勝できなくはないという感じです」。待望の今季初へ、手応えを口にした。