ゴルフの国・地域別対抗戦のISPSハンダW杯(24日開幕、オーストラリア、キングストン・ヒースGC)に出場する松山英樹(24=LEXUS)と石川遼(25=CASIO)が23日、メルボルンの同コースで公式会見に出席した。

 出場選手中最高の世界ランク6位につける松山を擁し、優勝候補にも挙がる日本チームには、海外メディアから次々に質問が飛んだ。

 一問一答は以下の通り。

 -(松山に)初めてのW杯開幕を控えた心境は

 松山 初めてのW杯で初めてのメルボルンで、すごく楽しみにしていますし、早く明日になってほしいなっていう気持ちが強いです。

 -(石川に)2度目のW杯で松山とペアを組む

 石川 英樹は今、世界で一番勢いのある選手だと思いますし、ベストなプレーヤーだと思っています。彼のゴルフは非常に頼もしいですし、自分はベストを尽くしてチームに貢献できればと思っています。

 -(石川に)公傷制度を使って米ツアーに戻ってきた

 石川 2月にケガをして、半年くらい(ツアーを)離れていて、復帰してすぐに日本のツアーで優勝できて、マレーシアでもトップ10に入れた。非常にいい準備ができていると思います。ただ、それも英樹が一緒にW杯に出ようと声をかけてくれて、非常にモチベーションが上がった面もあります。

 -(松山に)早くコースに来たこと、パッティンググリーンでの練習が長いのは勝ちたい意欲の表れ

 松山 先週の木曜日に現地に入って、パッティングの調子が少し落ちていたので、それを何とか上げられるようにと思ってやっています。

 -(松山に)何回コースを回った? 印象は

 松山 2ラウンドくらい回りました。コースの印象は、しっかりティーショットをフェアウエーに置いておかないと、セカンドショット以降で苦労する。特にこうやって(強い)風が吹くのは予想できるので、ティーショットが大事かなと思います。

 -(松山に)最近の好調ぶりについて

 松山 自分でもよく分かっていない部分が多いんですけど、大事なところでパッティングが入ってくれているから、いい成績になっているんだと思います。

 -(2人に)オーストラリアがライバルになると見ている

 松山 そうなる(優勝を争える)といいんですけど。

 石川 他の国もかなり強いチームがそろっている。優勝争いに加われるよう頑張りたいですね。

 -(松山に)日本男子初のメジャーチャンピオンには近いといわれている

 松山 当然遼もいますし、他の日本人プレーヤーもいますけど、日本人がメジャーで勝つってことは日本のゴルフ界を変えるチャンスだと思いますし、早くそういう日が来ることを望んで練習しています。

 -(石川に)ケガしていた箇所の状態は100%か

 石川 100%。ここにいられてうれしい。7月の時点ではここでプレーできる確信が持てなかったが、今はどんどん良くなっている。

 -(松山に)02年に丸山茂樹と伊沢利光がW杯を制した

 松山 自分たちは、ちょうどその頃、ゴルフに真剣に取り組み始めた。そういう意味で、将来そういう舞台に立ちたい気持ちは強かった。

 -(石川に)11年のプレジデンツ・カップで素晴らしいプレーをした経験がある

 石川 一番違うのは、プレジデンツ・カップはマッチプレーで、今回はストロークプレーということ。18ホール、最後の一打まで気を抜かずにやらなきゃいけない違いは非常に大きいと思う。ダブルスのストロークプレーは僕自身初めてなので、そこはすごく難しいフォーマットなのかなと。ただ、非常に熱くなるフォーマットでもある。オーストラリアは非常にゴルフの熱が高い、ゴルフが好きな方が多い。そういう皆さんの前でいいプレーができるように頑張りたい。

 -(松山に)パッティンググリーンに足跡が残っているくらい長い時間練習している。パットが鍵を握ると見ている

 松山 フットプリント(足跡)が残っているのは、自分の体重が重いからだと思う(笑い)。そんなに長時間やっているつもりはないんですけど。