宮崎出身で開催コースとスポンサー契約を結ぶ永峰咲希(21=ニトリ)が首位と2打差11位の好位置につけた。

 「(アマチュア時代を含めた)過去4大会よりも落ち着いてプレーできていると思います」

 スタートから8番までパーを重ね、9番で7メートルを決めて初バーディー。10、11番も奪って3連続を決め、12番では6メートルのパーパットもねじ込んだ。13番はボギーとしたが、最終18番をバーディーで締めくくり、69をマークした。

 開幕から苦しみ、先週のTポイント・レディースでピークに達したショット、特にアイアンの不調も改善気配にある。加えて「パットがすごくよかった」とグリーン上でもストレスなくゲームを進めた。

 「地元だし、知っている方々がいっぱい見に来てくれるので、そこは力になります。明日からしっかり優勝争いに絡めるよう頑張ります」。親戚が経営する「永峰観光バス」でマイクロバスを1台チャーター。親類縁者を含め、約30人が応援にかけつけた。宮崎日大高ゴルフ部の後輩たちも、コースに顔をそろえた。念願のツアー初優勝へ、条件は十分に整っている。