堀琴音(21=東芝)はツアー初優勝に1打及ばなかった。昨年大会に続く最終日最終組で、キム・ハヌルとの3打差を追って69。17番は先にバーディーを奪われても、4メートルを入れ返した。最終18番では3メートルのパーパットをねじ込み、1メートルの優勝パットを残していた相手にプレッシャーをかけた。

 昨年大会も首位との3打差を追ってスタートしたが、75と崩れて10位に沈んだ。1打差2位は昨年10月の日本女子オープン以来2度目。「いつもサンデー・バック9が勝負と思っていて、今日はしぶいパーパットも入れたし、スコアを(イン34と)伸ばせた。負けてしまったけど、手応えは感じています」。悔し涙をこらえ、自分の成長を口にした。