男子ゴルフの世界選手権シリーズ、ブリヂストン招待(3日開幕、オハイオ州アクロン・ファイアストーンCC)の練習ラウンドが1日(日本時間2日)に同コースで行われた。

 昨年ブリヂストン・オープン優勝の資格で4年ぶり2度目の出場となる小平智(27=Admiral)はアウト9ホールをラウンドして調整。前日には翌週全米プロ選手権(10日開幕、ノースカロライナ州クウェイルホローC)初出場決定の知らせが届いた。「諦めていたところだったので、うれしかったですね」。世界ランク100位前後に出場権が与えられる中、同121位で望みは薄いと見ていたが「特別招待」の枠で滑り込んだ。

 帰国して2日間競技のローカル大会、札幌オープンに出場するつもりだった予定を変更。「アメリカの試合に2週連続で出るのは初めて。一番の目標はマスターズなので、そこに向かって頑張りたいです」。4大メジャーのうち3大会を経験することとなり、残る1つの大舞台へ気持ちも高ぶる。

 全米プロへ弾みをつけるためにも、まずは今大会。同じくこの大会に出場し、今季は世界中を転戦して結果を残している谷原秀人(38)の背中から受ける刺激も大きい。「あの年で、と言ったら失礼ですけど、僕たちより全然上なのに世界で頑張っているのを見ると、もっと若い僕たちが頑張らなきゃいけない、と。若手の代表として、ガンガンやってるところを今の若手に見せたい」と意気込んだ。