元女子プロゴルファーの宮里藍さん(32=サントリー)が7日、千葉県内で行われたブリヂストンのファンフェスタに参加し、9月に現役引退してから初めて公の場に姿を見せた。

 引退後のラウンドは1度だけ。最終戦となったエビアン選手権から2週間後、沖縄で兄聖志(40)の練習ラウンドに付き合った。2日前、このイベントのためにクラブを握ったのが約2カ月ぶりだったという。「日々、自分のやりたいことをやって、年内は期間限定で“無職”を楽しんでます。次の試合に向けて逆算して動いたり、時間に追われることもない。いわゆる何もしない時間が、すごく新鮮です。(時間があっても)練習したいなっていう風にならないのが、自分の中でいいタイミング(現役を)で終われたんだなって実感しています」と笑顔で近況を説明した。

 18年から現役時代にお世話になったスポンサーへの恩返しを念頭に活動していく予定で「メインはゴルフ界」とした。具体的な内容については「これからスポンサーさんとお話ししていきたい。スポンサーさんの意向もありますし、どんな形になるのかはまだ全然決まっていないんですけど。どんな形でもできると思うので、すごく楽しみにはしています」と話した。