市村杏(長野・佐久長聖高1年)、佐藤杏莉(千葉・麗沢高2年)、宇佐美彩華(千葉・印旛明誠高3年)の3人が通算14オーバー158で並んでプレーオフに突入。10番と11番を繰り返すプレーオフ1ホール目に宇佐美がボギーで脱落して、市村と佐藤の世界代表が決まった。

代表に決まった2ホール目から緊張の糸が切れたのか、市村、佐藤とも連続ボギーで4ール目に。市村がパーに収めて1位となった。市村は「予選で1位になったときに『決勝大会では戦略的にやりたい』と言いましたが、戦略も何もなかったです」と振り返った。上位が崩れて、最終組から1組前の市村が27ホールを終えた時点でトップに。しかし、13番から3連続ダブルボギーとし、14番では池の中から打ったが失敗するなどあきらめかけた。それでも、他の選手もスコアを落とし、プレーオフの権利を得た。「地元の長野県には洋芝のゴルフ場もあるので、世界ジュニア対策をしてきたい」と話した。

佐藤は「ホッとしました。プレーオフは初めての経験だったのですっごく緊張した。1ホール目の10番は昨日も今日もボギーにしていたんですけど、初めてパーをとれて代表になれた」と振り返った。「アプローチとパターでカバーするゴルフなので、世界ジュニアでもパーを積み重ねていきたい」と意欲を見せた。