今季メジャー第1戦が開幕し、米挑戦3年目でツアー未勝利の吉田優利(26=エプソン)が5バーディー、1ボギーの4アンダー68で回り、日本勢最上位となる自身今季最高の4位スタートを切った。日本女子史上7人目(8度目)のメジャー制覇へ、首位ネリー・コルダ(米国)とは3打差。日本勢は15人が出場し、73で回った昨年覇者の西郷真央(24)は59位。

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1年前に西郷が制覇した大舞台で、今度は吉田が輝く準備を整えた。

「すごくいいゴルフだった。パットが入ってくれたのがすごく良かった。大きなミスもあまりなかった。この調子を維持できたらうれしい」

2アンダーで迎えた後半15番パー3は約5メートル、16番パー5では約9メートルをバーディーで沈めた。

ツアー全体で昨季22位、今季も16位という生命線のフェアウェーキープ率が約92%と好調で、ショットで演出した好機をパット(総数28本)で仕留め、「いいリズムを崩さずにいけた」。158センチ、58キロとサイズがないぶん、正確性や技術でカバーする。

日本では4勝をマークも、米挑戦3年目の現在もツアー未勝利が続く。トップ10は2度しかなく、日本勢が過去最多7勝を挙げた25年はペア戦のダウ選手権(6位)だけ。初めてシードを獲得した今季も、初戦のホンダLPGAの24位が最高だ。

先週のJMイーグルLA選手権で今季4度目の予選落ちとなり、そのぶん「かなりいい練習を積めて、その成果がうまく発揮された」。空いた時間にはNBAを生観戦し、ピアノにも挑戦。フォロワー約25万人を持つインスタグラムでは、常に前向きな姿を報告する。

日本でプレーするプロ2年目の妹鈴(りん、22)とは普段、SNSを見ながら笑いあう自然体の関係。ただ妹は今月、富士フイルム・スタジオアリス女子で過去最高5位に入り、多くの刺激をもらった。

「(スコアで)いい貯金ができたと思って、2日目も頑張りたい」

樋口久子、渋野日向子、笹生優花(2度)、古江彩佳、西郷、山下美夢有に続くメジャー優勝へ、17日に26歳を迎えた吉田が挑戦する。