卓球の福原愛(26=ANA)が11日、3カ月ぶりの復帰戦となるアジア杯(13日開幕、インド・ジャイプル)出場のため、成田空港から出発した。「腰の具合も良くなって、合宿などで練習ができるようになったので、試合が楽しみです」と笑顔を見せた。

 昨年12月の世界ツアー・グランドファイナル(タイ)から帰国後に「腰椎椎間関節障害」と診断された。同下旬に患部への神経ブロック注射を受け、今年1月の全日本選手権を欠場。治療、リハビリ後、2月上旬に本格的な練習を再開。2月にクウェートとカタールで開催された世界ツアー2戦に出場予定だったが、イスラム国問題で日本卓球協会が選手派遣を中止したため、復帰が先延ばしとなっていた。「残念でしたけれど、そのぶんトレーニングを重ねることができた」と前向きにとらえている。

 仙台市出身の福原は東日本大震災から4年の節目にも言及した。「まだ仮設住宅に住んでいる人もたくさんいる。私たちもジャージーに『WASURENAI 3・11』と付けてきましたが、いい結果を出して被災地のみなさんに、明るいニュースを届けたいです」。アジア杯後は世界ツアーのドイツオープン(18日開幕)、スペインオープン(25日開幕)に転戦。女子シングルス、女子ダブルス、混合ダブルスの3種目すべての代表に選出された世界選手権(4月26日開幕、中国・蘇州)でもメダル獲得を狙う。